2016年9月30日金曜日

教える意味

こんにちは、国際人養成ブロガーのFrankです。


時が経つのは早いもので、英語やスペイン語を教えて21
になります。


スペイン語は入門から上級レベルまで。英語に至っては一般
英会話から実践ビジネス英語講座、英検1級、通訳案内士国
家試験対策、TOEIC900オーバー、逐次・同時通訳、英日翻
訳、ディベートなど、今まで本当に多くレッスンを行ってき
ました。

 
当初はコンサルの仕事と併行して教えていたこともありティ
ーチングの仕事は1年で止める予定でしたが、丸1年を迎え
る前のレッスンでのこと――。



生徒さんが数名、私のところにやってきて、「来年も先生の
授業を取りたい!」と言ってくれたのです。正直私には予期
せぬ言葉でした。

 
嬉しい反面、コンサルの仕事はどうしようか悩みました。そ
れまで商社マン、根っからの海外営業マンで生きてきた私に
とってコンサルの仕事を捨てるのは、大袈裟に言えば“生き
がい”を失うのも同然だったからです。

 
ネットワークを広げる目的で始めたティーチングの仕事。と
ころがそれ以上にもっと大切なことを最初の1年で学んだ
のでした。

 
それは、ジョセフ・ジョーバートの名言が語っています――
To teach is to learn twice.(教えるということは二度学ぶこ
とである)

 
教えることで気付かされることはもちろんたくさんあります
が、人と人との出会いやコミュニケーションの奥深さを思い
知らされたのです。

 
すぐに打ち解ける人ってなんだかお互い気が合うように思い
ますが、実際は表面的な付き合いだけで深く知り合わずに別
れてしまいがちです。


一方、一見とっつきにくそうで、中々心を開いてくれない人
が、数か月、半年と経つにつれ徐々に心の裡を話してくれる
ようになり、その後はけっこう長いお付き合いに発展するこ
とが多かったように思います。


今まで何千人もの生徒さんと接してきた私。教えることで学
んだことは、生徒さんそれぞれにカスタマイズできるピープ
ルスキルの重要性でした。

 
学校や仕事の都合で一時学ぶことを止めても、また数年や十
年後に私のクラスに戻ってくれる生徒さんもいます。

 
そんな時、私の心に蓄積されたメモリーが、鮮明に蘇ってき
ます。

 
「あの時は、英検1級合格に向けて頑張ってたね」
「先生はあの頃とまったく変わってない」


教えることで得られる無形財産――私の一生の宝物です。

 
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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ素敵な週末をお過ごしください。

 
Frank Yoshida
Power Blogger for
Cosmopolitan Development


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