1995年の1月17日。阪神大震災で知り合いの方がたくさん
亡くなりました。
哀しみで居た堪れない日々を過ごした当時、私の心に刻まれ
た傷とは裏腹に、それでも世の中が日々進んでいることに、辛くもあり、不思議と安堵感も感じたものです。
それから東日本大震災や熊本地震、鳥取地震と続く日本。自
然の脅威と自然との調和を考えさせられる日々が、過ぎていきます。
打ちひしがれてはいけないと、自分をみつめ、自分を鼓舞し、
今日という一日を実りあるものに努めるわたしたち。
鴨長明の『方丈記』の一節――
Ceaselessly
the river flows, and yet the water is neverthe same.(ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水
にあらず)
常に同じものはこの世には無い。・・・ああ、無常。
移り行く世の中で、未来を見つめたいと思う傍ら、懐古的に
なっていく気持ちとの葛藤に押しつぶされそうになる人たちがたくさんいることでしょう。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
・・・でも忘れません、生前のあなたの笑顔と優しさを。
:
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Frank Yoshida
Power Blogger forCosmopolitan Development